立川市にある脳外整形外科クリニック リハビリテーション科のブログです。

おはようございます。
鈴木慶やすらぎクリニック リハビリテーション科、健康運動指導士の沢田です。

前回の投稿から2ヶ月弱が経ちました。その間に季節は随分と移り行き、真夏を過ぎ、秋の足音が聞こえる日々を迎えています。
しかし、本日5時に気象庁が発表した予報では、28日の東京地方の最高気温は31℃まで上昇することが見込まれています。また、環境省熱中症予防情報サイトによると、28日の暑さ指数(WBGT)も最高で31℃となることが予測されており、危険な状況となりそうです。
(暑さ指数に関しては、『熱中症①』で詳しく取り上げているので、必要であれば参照してください。)

こうした急激な暑さは、熱中症のリスクを増大させてしまいます。過去にも、残暑厳しい9月は勿論のこと、10月以降であっても熱中症と思われる症状で救急搬送された事例が報告されてきました。
「熱中症対策は真夏だけすれば良いもの」と誤って捉えることのないよう、ご留意いただきたいと思います。

さて、今回は熱中症ハイリスクな方について触れたいと思います。熱中症の予防対策はどなたにも講じていただきたいものですが、特に熱中症になり易い方として、以下の方々が挙げられています。

・高齢者
・子ども
・脱水状態の人(下痢を含む)
・暑熱順化していない人
・持久的体力の低い人(日頃から運動不足)
・肥満の人
・過度の衣服を着ている人
・病気を患う、あるいは体調が悪い人

過去の熱中症死亡数を年齢別に集計すると、特に高齢者や子どもに多いことがわかります。当クリニックリハビリテーション科の患者様にもご高齢な方の占める割合が大きいですが、そうした高齢者におけるリスクとしては、以下の要因が考えられています。

・「暑い」と感じにくくなる
・のどの渇きを感じにくくなる
・行動的体温調節が鈍る
・発汗量・皮膚血流量の増加が遅れる
・発汗量・皮膚血流量が減少する
・体内の水分量が減少する

これらを背景とするリスクに対して、きちんと予防策を講じなければいけません。それは、今日のように急激な気温の変化がある時にも意識していただきたいことなので、以下に簡潔に纏めさせていただきます。

☆のどが渇かなくても水分補給を欠かさない
・寝る前にも我慢をしない
・汗をかいたら塩分補給も
☆部屋の温度を管理する
・温度調節や風向きに注意し、エアコンを上手に使う
・室温は28℃以下で、内外温度差は4~6℃が望ましい
☆1日1回汗をかく運動をする
・熱放散反応の改善
・暑熱順化を促す(運動トレーニング+栄養補給が推奨)

秋の到来はもう目の前となっていますが、油断や過信をすることなく、安全に十分に配慮した行動をとるようにしてください。

『やすらぎ体操教室』では引き続き、こうした健康に関する情報提供も行っていきます。
ご興味がおありの方は、当院リハビリテーション科までお問い合わせください。

1)日本生気象学会『日常生活における熱中症予防指針Ver.3』
2)日本体育協会『スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック』

(健康運動指導士 沢田)