立川にある鈴木慶やすらぎクリニック リハビテーション科のブログです。

今回は以前勉強会で行った クリニカルリーズニングについて

私見を交えながら簡単にご紹介したいと思います。

クリニカルリーズニング(Clinical Reasoning:CR)とは、臨床推論と翻訳されます。

概念としては、「対象者の訴えや症状から病態を推測し、対象者に最も適した介入を決定していく一連の

心理(認知)的過程」です。

学生のころに学んだ 評価⇒治療⇒再評価 いわゆるPDCAサイクルを臨床用に

理解しやすくした考え方です。

クリニカルリーズニングに必要な3要素としては

①知識  ②認知・思考能力  ③メタ認知能力 があります。

特にこの中でも自分が重要と感じているのは、メタ認知能力です。

クリニカルリーズニングにおけるメタ認知能力とは、私たちはこの介入が最善だと思いこんでしまう

傾向(認知バイアスの存在)があり、これらを俯瞰・批判的にみる必要性がある。

例えば

・はたして自分が実施している介入は正しいか?

・もっと最善な介入があるのではないか?

・自分の都合の良い解釈をしているだけではないのか?

また、評価をすれば必ずといっていいほど、私たちは問題点を見つけることができる。

仮説を立て、立証できたたとしても、他の要因の可能性を排除できるか検討する必要性がある。

仮説には証明されることが歓迎される仮説=対立仮説

証明されて欲しくない仮説=帰無仮説

もし臨床において時間が許され本当の意味で成長するには、帰無仮説を立てることだと考える。

 

簡単ですが、今回の院内勉強会で行った一部を紹介しました。

個人的にはクリニカルリーズニングにしてもEBPTにしても、患者様がよくなれば良いと考えます。

しかし、経験や知識を他人に伝えるためにはクリニカルリーズニング・EBPTは必要な知識であると感じました。

 

碇谷